連接台車(れんせつだいしゃ)
連接台車(れんせつだいしゃ)の電車は、日本では少なく本格投入されたのは2002年に東日本旅客鉄道(JR東日本)が開発した試作通勤形電車の E993系「ACトレイン」でした。車輪に電動機を直結した構造としたDDM方式と併せて連接構造を採用した。その「ACトレイン」での成果が今回E331系で受け継がれている。E331系で営業用に製造投入され2007年にダイヤ改正と共に編成された。京葉線で営業運転を兼ねた試験の結果によっては、今後大量に増備される可能性もある。連接台車のよいところは2車体が連結器を介してでなく台車によって直接つながった構造のため、振動が少ないこと。走行安定性が従来のものより向上していること。車体に対する台車の動く角度が小さくなるため、曲線通過が容易になる。などの長所がある。短所は台車が連接しているために保守が大変ということ。高速鉄道では有利とされ、特にフランス国鉄のTGVでは全面的に採用されているなど外国での採用例は多いが日本ではまだまだ少ない。小田急ロマンスカー50000形のように採用された例もある。日本の高速鉄道で連接構造がE331系のようにこれから研究、投入されていくものもある。